Shining Raining Pop



この雨をあなたと見たら綺麗だと思えるだろうな

そう思いだしたら、見ていたテレビも消して
卸したてのコンバースのハイカットの靴を履いて飛び出した
灰色の雲から降りてくる雨がぱらぱらと弾けて、真新しい紺色のハイカットがいっそう速くなる



いつもいつも言いたいことを飲み込んでいる
あなたを目の前にすると、1番最初に来る言葉は 1番伝えたいことじゃない
口をついて出るのは無駄なことばかり
あなたを目の前にすると、夜中に書いたラブレターを朝見るような そんな照れくささを感じてしまう

傷つけても笑って受け入れてくれる人 頭を撫でてくれる人 言葉を求めない人
私にくれる光るものを返せたらどんなにいいだろう

でも、晴れた日は言えない 恥ずかしさをどこにも隠せない
雨の日はかき消されてしまう 言葉を弾ける雨の音に



アパートの前、階段を駆け上がる
見慣れた手すりが濡れている
灰色の雲間からは、ずっと太陽の光が見えているのに、水玉は降り続く

雨粒が光って ぱらぱらと弾けながらひかって 私の世界のあなたに1番伝えたい言葉があって


チャイムをひとつ鳴らした



はーいとドアから出てきたあなたの顔が弾けて光った









たまにはこんな私だって言いたくなる
+++++++++++++++++++++
タイトルだけ思いついてがーっと書いたもの。
意地っ張りな子は本当に時々素を出したいときが
あるんじゃないかなーと想いながら。
私も素直な子になりたい。



8,13、2005




SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送